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うつ病ADHDフリーライターのクズがクズに寄り添い生きづらい世の中をなんとか生き抜いていくためのブログ

ふつうになりたい

脳内スキャン 発達障害(ADHD・ASD)

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鬱がひどすぎる時期は思い出す暇さえ無かった自分の発達障害特性を、この頃は毎日のように突きつけられている。自分が自分を動かしているのに、「突きつけられる」のだ。どうしようもなくってしょうがない。わたしの診断はADHDとアスペルガー症候群両方のグレーゾーンという世にも奇妙なものなのだけど、自分と24年間生きてみて、特性の出方を割合で示すならばADHD:アスペルガー症候群(ASD)=8:2くらいじゃないかと思っている。

 

わたしは自分の好きなことのためじゃないと動けない。いまやりたいことしかできない。物事に正しい優先順位をつけられないし、つけたとしてもその通りに動けない。本当は今だって仕事をするべきだ。そもそもブログなんて1ヶ月くらい放置して、仕事に没頭するべきなのだ。積み上がった洋服を片付けるべきなのだ。カレーを食べたあとの食器を今すぐ洗うべきなのだ。湯船を洗うべきなのだ。できないできないが積み重なって、それでもできないから、悲しくなって、自分はどうしてこうもダメなんだろうと思って泣くのだ。

発達障害者は、往々にして精神を患ってしまう。発達障害を一次障害とした、二次障害という概念でよく語られる。「わたしは周りと違う」「周りと違うのはいけないことだ」「みんなと同じことができない自分は悪い子なんだ」「普通にできない僕は存在してはいけないんだ」「人が当たり前のようにできることができなくて辛い」という思いをしてきた発達障害者は、いわゆる自己肯定感なんかが著しく低く、常に自分と自分との間で気を張り詰めながら生きている。わたしも広く捉えれば、二次障害を持つ発達障害者のひとりだ。発達障害特性のせいでドカンと落ちた自己肯定感が根底にあり、そんな自分を初めて好きだと言ってくれた人に死ぬほど入れ込んでしまった。自己評価は彼に委ねられ、彼に捨てられた時に、わたしは自分のことも捨ててしまった。

発達障害者、とりわけ軽度のADHDを持つ人たちは、一様に……と言っても良いくらいにこう言う。普通になりたかった。普通になろうと思って頑張ったけどできなかった。努力が足りないのかと思って頑張って頑張って頑張ってみたけどそれでもダメだった。辛いよ。と。

こういうことを言うと、日本ではみんな同じが正しいって感覚があるからね、とか、普通なんてつまんないよ個性的なのは素敵だよ、とか、ひどい場合は、それくらい誰でもあるって!わたしもあるよ分かるよ~、なんて言われる。

違うんだ、そうじゃない。わたしの言いたいことはそうじゃない。わたしはズレているのではない。激しく劣っているんだ。誰にでもあるレベルならこんなに悩むことはない。明らかに能力が劣っているんだ。普通になりたいというのは、わたしの個性をつぶしてみんなと前ならえになりたいということじゃない。褒められるべき個性があるならそれは残しておきたいけれど、普通になれるのならば、この程度の個性なんかいらないということを主張したいだけなのだ。わたしは、みんなが当たり前にできるように、忘れ物をなかなかしなくなったり、咄嗟の記憶が飛ばなくなったり、アレをやったらコレを忘れる頻度が低くありたかったり、毎日違うことを言いたくなかったり、衝動的に何かをすることを我慢したかったり、人に誤解されるような物言いをしたくなかったり、優先順位の上から順に物事をこなすことができたり、やりたくないこともやるべきなら気持ちを取り繕ってちゃんとやれる人間でありたかっただけなのだ。みんなと同じスタート地点に立ちたいだけなのだ。自分で自分のことをそんなに不自由なくできるようになりたいだけなのだ。

どうして分かってくれないんだよ、なんて、人に当たり散らせるだけの自信がほしいのだ。

普通になりたくてずっとずっと頑張ってきた。夜に眠るだけでも何段階もの苦労がある。夜になればなるほど、「起床している」という状態に身体が慣れてくるため、頭の中がクリアになってくる(慣性の法則みたいなもんだと思ってる)。なのに眠らなくてはならない。夜中になるとアイデアが流れ星のように頭の中に降ってくるのに、わたしは普通に近づくためにそれらを全部忘れよう忘れようとして、電気を消さなければならない。

それでも脳内は過活動状態だ。静かで暗い部屋から精一杯五感で情報を得ようとする。だんだん目が慣れてくるのがうれしく、目を瞑って情報を遮断するのが極めて苦痛なので、なかなか目を瞑ることができない。視界をシャットアウトしてしまうのが、恐怖以外の何でもない。耳は少しでも音を拾おうとして感度を上げる。部屋の外の道路を車が通るたびに、わたしの心は跳びはねる。あの車は何色なのかどこナンバーなのか行きなのか帰りなのかどこから来てどこに行こうとしているのか運転手は男性か女性か1人か2人か3人かもっとか。通り過ぎた時点で車の走った音がどんなものかなんか忘れてしまっているから、答えのない想像をするために車の走る音を何度も考えて、何度も脳内で再構成する。そこから連想をして連想をして連想をして、気がつくと3時だ。4時だ。5時だ。

わたしは自分に起きる現象のほとんどを否定しなくてはならなかった。それが学生生活に大いに悪影響を及ぼし、アルバイトとして大いに悪影響を及ぼし、家族と暮らす上で大いに悪影響を及ぼすからだ。自分が悪いのだから、誰かに理解してもらおうなんておこがましいことは考えられなかった。理解してほしいのならば、あちらが求める最低限のことができるようになってからだと思っていた。そしてわたしは今も最低限のことができない。人としてできる当たり前のことができずに、わたしは意味のない妄想を繰り返す。そうしないと生きていけないのだ。何かしら適当なことを考え続けていないと不安で不安で不安で、人前に出られる最低限まともな精神でいられない。わたしはこうやってキーボードをひたすら叩いている時も、常に周りにチラチラと目を向けている。衣装ケースに貼ってあるメーカーだかブランドだかのシールの文字を何度も読む。CASTY、CASTY、CASTY。反対側を見るとエナジードリンクの缶がある。品名、炭酸飲料。原材料名、果糖ぶどう糖液糖、アサイーエキス、マカエキス、ガラナエキス、クエン酸、香料、アルギニン、着色料(アントシアニン、カラメル)。クエン酸Na。カフェイン、保存料(安息香酸Na)。パントテン酸Ca、ナイアシン、ビタミンびーろく、びーつー、びーじゅうに。内容量300ml。賞味期限は容器上部下段に記載、2016年10月5日。

こんなことしてないで、仕事しなきゃいけないのに。

 

こんなことしてないで、仕事しなきゃいけないのに。どうして余計なことばかり頭に浮かんでそれに気をとられてしまうんだろう。どうして考えるべきことを考えられないんだろう。どうして切り替えられないんだろう。どうして泣くのをやめられないんだろう。本当にいけないやつだ。最低だ。最低だ。ごめんなさい。ごめんなさい。

 

追記 1:04

読み返すと結構荒れてますね。こんだけ荒れてたけど、ひとしきり泣き終えたのでもうケロッとしてます。なぜかというと、わたしの興味がたまたまTwitterのタイムラインにあったとある会話に惹かれてしまい、自分の中でぐるぐるしていたことへの興味を失ってしまったからです。こういう気分転換のカギを見つけるために、わたしは1分1秒の休息もなく情報を入手しようとする毎日を過ごしています。不注意なミスが多く、気持ちも不安定な日が大半ですが、わたしは人間が好きってところだけは変わりません。読んでくださっているあなたのことを多分わたしは大好きです。今後ともよろしくお願いします。

 

Cyndi.

 

 

 

あなたと君のアスペルガー-普通の子になりたい-

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